ガンダムのdvdーbox

ガンダムのdvdーboxが発売されたのは、2006年12月です。第1〜24話を収録した6枚組(BCBA-2620)が、初回限定生産として発売されて、2007年1月にDVD-BOX2(第25〜43話収録:5枚組、BCBA-2621)として発売されました。ガンダムDVD単品版(全11枚)も2007年6月から順々に発売されています。また、DVD-BOX1の予約者に対し、特製アクションモデル「1/200 RX-78 ガンダム Limited Version」が付く先行予約特典キャンペーンを行いました。ガンダムのDVDのレンタルも超人気ですが、海賊版も多いので要注意です。このガンダムのDVD化に際して、富野監督自ら原版フィルムの劣化部分のデジタル化や、ハイビジョン仕様のリマスター制作に参画するなど、徹底的なリファイン作業が行われました。ガンダムののdvd boxが旧作ものとしては値段が高いのはこの徹底的なリファイン作業の為だと言われるゆえんです。因みに、「富野に訊け!」の宇宙飛行士の野口聡一との対談において、野口聡一に「ファーストガンダムのDVDboxをくれませんか」と言われた際、富野監督は「出来が悪いから、あれは勘弁してください」と断っ田と言う逸話もありますが、真意は違うかも。

機動戦士ガンダムの監督

機動戦士ガンダムは明確に青年層をターゲットとして作った最初のジュブナイルアニメです。ジュブナイルとは、本来の意味は少年期ですが、そこから派生して児童から青年向け文学の意味でも使われています。それ以前は、アニメは子供向けとされてきたわけですから、ガンダムはその既成概念を打ち破った革命的な作品と言えるでしょう。機動戦士ガンダムの監督は、それまで『海のトリトン』や『勇者ライディーン』の監督経験を持つ富野由悠季監督です。機動戦士ガンダムでは、少年から青年への主人公の社会的成長に物語の主軸に据えられています。また、後に「リアルロボット」と称される大きな潮流を作った作品であると言えるでしょう。スターウォーズにも見られますが、戦争を単に戦いとして描くだけに留まらす、それを舞台とした人間ドラマとして表現し、ロボットを兵器の一種として扱う点で、その手法の先駆けとなりました。そして、それらの新しい斬新なファクタが当時の青年を中心に支持されて、1981年から1982年にかけての劇場版3部作の制作と、その後ガンダムのDVDの製作へと至ったわけです。

機動戦士ガンダムの物語の概要

本作は、「ガンダムシリーズ」と呼ばれる一連のシリーズの第1作目ですので、一部では「ファーストガンダム」と称されることがあります。カテゴリー的には、過剰な人口を抱えた地球から宇宙に移り住んだ人類が、地球を食い物にする特権階級に対してバトルするものであり、環境系作品?にカテゴライズされます。
舞台は、宇宙世紀0079年で、このころ人類はその半数が月軌道周辺にあるラグランジュ点に浮かぶサイドと呼ばれるスペースコロニー群に住んでいました。そのサイドの中でもっとも地球から離れたサイド3(自称ジオン公国)は、スペースノイド(宇宙移民)の独立を求め、人型機動兵器「MS(モビルスーツ)」の開発成功を機に、地球連邦に独立戦争をしていました。サイド7に住む少年アムロ・レイは、紆余曲折の結果、連邦軍の新型MSであるガンダムのパイロットになってしまいます。ガンダムのお陰で敵MSを撃退できましたが、ガンダムの母艦である最新鋭補給艦ホワイトベース(W.B.)は正規乗組員のほとんどを失い、アムロをはじめこれに避難した少年少女たちは、生き残った乗組員達と協力しながらサイド7を脱出します。しかし、その先には、「赤い彗星」と呼ばれるジオン軍パイロットシャア・アズナブルが立ちはだかります。アムロ達が宿敵シャア等、様々な人々との出会いや別れ、そして戦を経て幾多の困難を克服しつつ成長していく少年達の姿を描いているわけです。

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